Games(案)〜日本ジャグリング協会公式ゲームガイド〜
日本ジャグリング協会がジャグラーの皆さんに提案する、ジャグリングのゲームです。各種フェスティバル、合宿、あるいは練習の合間に楽しんで下さい。
なお、現段階では「案」ですので、意見を頂きたいところにはアンダーラインを入れてあります。特に題名にアンダーラインが入ってるものについては格好よい名前を大募集しています。
担当:青野()
トップページに戻る/ 99年のゲームの結果
初心者も楽しめるゲーム性の高いゲーム
[クラブ・ホールディング] [冠落し]
[コアラ・ジョグリング] [サイモン・セッズ]
[ディアボロ・バスケットボール]
ある程度技術力があると盛り上がるゲーム
[コンバット] [クラブ・バランス]
[ロング・パス] [ジャグリング・バレーボール]
[障害物ジョグリング]
[ディアボロ・ハイ・トス] [目隠し一輪車競走]
コンバット(Combat)
【ゲームの要旨】
クラブ(通常は3本)でジャグりながら、自分のクラブで相手のクラブを叩き落としまたは奪い取るゲーム。
【ルール】
- 全員が一斉に参加する。
- 一定の範囲を決めて、そこから出た場合には失格。
- クラブを落としたらその時点で失格。速やかに退場すること。
- 攻撃はクラブで叩き落とすか、もしくは素手でクラブを奪い取ることによること。
- 身体の一部(たとえば手足)などでの攻撃は禁止。
- 相手の身体を攻撃してはいけない。あくまで、相手のクラブに対して攻撃をすること。
- 足の間に挟む等、身体でクラブを挟むようなジャグり方は反則。
- 故意のボディーチェックは禁止。
- 最後の1対1の勝負で双方が落したときは、その2人のみで再度勝負をつける。
※さまざまなローカルルールが存在するらしいので、例として上げておきます。
- クラブを足で蹴ることはOK
- 相手のクラブを奪うこともOK
- ボディーチェックOK
【オプション】
- 1対1でのトーナメント戦
- サークル対抗で大将・先鋒etcを決めて対抗戦
- 小さい子や初心者でやるならボールでやるのもありでしょう。
- IJAでは、予選を全員で5回やって、各ゲームの最後の2人(計10人)により2本先取の決勝戦を行っています。
【進行上の注意】
- 怪我をすることもある競技なので、ボディーチェクの禁止、クラブでの体への攻撃の禁止は徹底しましょう
【その他】
- ゲームが始まる前及び自分が脱落したら残ってる者を取り囲んでみんなでクラブで地面を叩くのがお作法です。公式リズムは「タンタンタタタン
タタタタンタタン」です。
サイモン・セッズ(Simon Says)
【ゲームの要旨】
司会者の指示する課題を最後までボールを落さずこなすことができた人が勝ちというゲーム。
【ルール】
- 司会者が「命令『・・・』」と言ったらそれに続いて『・・・』の部分に当たる課題をやる。
- この時「命令」と言わないで単に『・・・』と言ったのに、『・・・』をやってしまった場合は失格。(ひっかけです。)会場の笑い者にされた上、即退場。
- ボールを落したら失格。即退場。
- 最後まで生き残った人が勝者。
【オプション】
- 必ずしもボールに限る必要はありません。シガーボックス・クラブバランス・ディアボロ・クラブetcなんでもできます。
【進行上の注意】
- 参加者のレベルに合わせた課題をだしましょう。初心者には体の動きだけを加えるものがオススメで、また見ていても楽しいようです。具体的な技を課題に取り入れるのはそこそこのレベルの人だけが集まったor残った場合にするといいでしょう。
- ゲームを盛り上げるには司会者の機転が利くことが必要です。それなりの司会者を用意しましょう。
- 「命令」の部分はなんでもよいと思いますが、短いものが具合が良いようです。
- 「命令」を抜かして課題をやらせて引っかけようと思う場合には、やってるのが結構辛い課題を「戻す」ときに入れると効果的みたいです。
【参考】
- Simon Says自体はジャグリングに限らず広く行われてるゲームのようです。名前は違うけど似たような内容のゲームをやったことがある人も少なくないようですね。
クラブ・ホールディング(Club Holding)
【ゲームの要旨】
どんどんパスされるクラブを出来る限り多く抱え込むゲーム
【ルール】
- 参加者は一定の位置に立ち、すぐ近くから係の人が無回転または1回転でクラブを参加者にパスする。回転数は参加者が選択するものとする。
- パスする間隔は2,3秒。参加者の態様に関わりなく機械的にパスすること。
- 参加者は脇の下、股、首と肩の間etcどこでもいいので、とにかく落さないようにクラブを抱え込む。壁・床・天井・第三者を使ってなければどこで抱えてもOK。
- クラブを落した時点で終了。記録は落す1本前のクラブまでとする。
(例:44本目をパスされたときに落したら記録は43本)
- 参加者のうちもっとも多くのクラブを抱えた人が優勝
冠落し
【ゲームの要旨】
冠のようにクラブを組んで頭に載せ、それを落し合うゲーム
【ルール】
- 参加者は頭の上に図のようにクラブを組んで頭の上に載せる
(上下を間違えると絶対に乗っかりません。)
- このクラブが落ちた時点で失格
- 他人への攻撃は肩を軽く叩くか揺するだけ
- クラブ・頭部への攻撃は一切禁止
- 最後までクラブを落さずに残った人が優勝
ジャグリング・バレーボール(Juggling Volleyball)
【ゲームの要旨】
クラブパッシングの要領で行うバレーボールです。
【ルール】
- 1チーム3人で各自2本のクラブを持つ。
- ボールになるクラブを一本決め、このクラブだけは違う色にする。
- コートは普通のバレーボールのコートと同じとする。
但、用意できなければ適当な広さの場所と、物干し竿2本の間にビニールテープを往復させただけのものでもよいものとする。
- サーブ権のあるチームがサーブをして開始する。
(カスケードしながらボールとなるクラブを相手コートに投げる)
- サーブがネットに引っ掛かった場合のみ1回だけやり直しOKとする。
- 飛んできたクラブを取ったら、約5秒以内に味方にパスするか、相手コートに投げ入れる 。(審判の裁量で決めましょう。素晴らしい甲斐性を見せたら長めにとるのもOKでしょう。)
- 3人以内に相手コートに投げ入れなければ反則とする。
- 5秒以上のカスケードは反則(ホールディング)とする。
- クラブを取ったらその場から必要以上に動いてはいけない。
- クラブでブロックすることはOKとする。
- 投げ方は問わないものとする。ただし、サーブは下投げのみとする。
- 1セット5点先取。デュースあり。1セットマッチとする。
- その他基本的なルールは一般のバレーボールのルールに準ずるものとする。
【オプション】
- 初心者はボールでやっても面白いと思います
- 時間と盛り上がりで3セットマッチにしたり調節して下さい。
- レベルの高い試合ならホールディングは5秒でなくキャッチ数で制限してもよいでしょう。
- 投げ方に関してもレベルによっては常に下投げのみとするのもよいでしょう。
クラブ・バランス(Club Balance)
【ゲームの要旨】
クラブバランスの時間を競うレース
【ルール】
- 参加者はクラブ一本をノブを下にして、あご・鼻・額のいずれかの上に乗せてバランスをとる
- クラブを落したら失格
- 人数が少なくなってきたら、座る、片足立ち、寝そべる、スキップなどの課題を与える
- 最後まで残った人が優勝
障害物ジョグリング
【ゲームの要旨】 ただジョグリングをするのでなく、障害をすり抜けながらジョグるレース。
【ルール】
- 距離は一応の目安として50m程度とする
- 3〜5m間隔で、障害物(=2人組でコースに垂直に4カウントクラブパッシング)を設置する。
- 参加者は一斉にスタートし、クラブジョグリングをしながら、障害物をすり抜けて進む
- 途中クラブを落したら失格
- 障害物役はクラブを落したら速やかにパッシングを再開する
- 障害物の脇をすり抜けたら失格
- 一番最初にゴールに辿り着いた人が優勝
コアラ・ジョグリング
【ゲームの要旨】
二人で抱き合ってジャグリングをしながら熱く熱く走るレース
【ルール】
- 1チーム2人とする。
- チームの中で足をついていいのは1人のみ。もう一人は相方にコアラのごとく抱き着く。
- その状態で2人でカスケードをしながら走る
- ボールを落した場合は拾ってその場からスタート
- ゴールに一番最初に辿り着いたペアが優勝
ディアボロ・バスケットボール(Diabolo Basketball)
【ゲームの要旨】
ディアボロを放り投げて箱に入れるゲーム
【ルール】
- 参加者から10m程度離れたところに箱(大き目のダンボール箱サイズで、上が開いているもの。)を置いておく
- 合図で一斉に投げる
- ディアボロが箱に入ったら合格。入らなかった人は退場。
- 何回かこれを繰り返し最後まで残った人が勝ち
【オプション】
- 箱の距離をどんどん離していくのも面白いかもしれません。
ディアボロ・ハイ・トス(Diabolo High Toss)
【ゲームの要旨】
ディアボロを出来る限り高く投げ上げるゲーム。
【ルール】
- 参加者はディアボロをひたすら高く投げる
- 落ちてきたディアボロをキャッチできなければ失格
- 記録はディアボロが紐を離れた瞬間から、紐についた瞬間までとする。
- もっとも滞空時間が長かったものが勝ち
【オプション】
- 一定に範囲を決めて、その外でキャッチしたら失格としてもいいでしょう。
【進行上の注意】
ロング・パス
【ゲームの要旨】
とにかくできるだけ長い距離でパッシングをして、その距離を競うゲーム
【ルール】
- 1チーム2人とする。
- あらかじめ線を引いておき、1人がその上に立つ。
- この人は絶対に線から離れてはいけない
- 司会者の合図でパッシングを始めて、線の上に立ってない方の人がだんだんと後ろに下がりながらパッシングをしていく
- この時のクラブの回転数は問わない
- 4カウント、3カウント、2カウント、1カウントのいずれかでパッシングをすること
- どちらか一方がクラブを落した時点で、線の上に立ってない人はストップする。
- クラブを落しても、地面に落ちる前に体の一部で触っていればその地点でストップする
- 線からその人が立っている場所までの距離がそのチームの記録となる
- 一番長い距離でパッシングをしたチームが優勝
目隠し一輪車競走
【ゲームの要旨】
目隠しした状態で一輪車に乗り速さを競うレース
【ルール】
- 参加者は目隠しをした状態でスタートラインに並ぶ
- この時、必ずしも一輪車に乗ってる必要はないが、アイドリングして待つことも可
- 合図で一斉にスタートする
- 一輪車から落ちたら失格
- 最初にゴールに辿り着いたものが優勝
【進行上の注意】
- 危ないのでそれなりの場所
- 人数で行うこと
- ゴール裏には必ず人を配置しておくこと
[このページのトップへ]