審査員
審査員にはジャグリングやパフォーマンスに精通し、ジャグリングの技術や難易度を客観的に判断する事ができる人がJJFの実行委員会によって選ばれる。
審査員は3人以上とし、1人が審査委員長を務める。
予選、本選とも同じ審査員が審査を行なう。
審査基準
審査員は演技を技術、パフォーマンスの2つの基準で審査を行なう。
それぞれの審査基準、配点は以下のとおりである。
技術点(50点)
純粋なジャグリングの技術力を採点する。
ジャグリングトリックそのものの難易度、ジャグリングトリックの移行方法、ジャグリングの バラエティーの多さ、ドロップの少なさなどが審査対象になる。
ジャグリング以外の技術、例えば楽器の演奏やアクロバットなどのテクニックはそれ単独では技術点の評価の対象にはならない。
ただしそれがジャグリングと組み合わされ、それによってジャグリング の難易度が上がるときは得点の対象となる。
パフォーマンス点(50点)
ステージの演出、音楽との調和、衣装やキャラクター、使う道具や セット、全体的な芸術性などを採点する。
ジャグリングに関係のない 技術もそれが全体的な演出をひきたてるものであれば、 パフォーマンス点として評価の対象となる。
一般的に次のような演技は高い評価の対象となる。
- オリジナリティーにあふれた演技
- 新しい技やその移行方法の考案、新しい道具や道具の使用方法の考案 などは非常に高く評価される。
- 失敗の少ない演技
- ジャグリング道具を落とすことや、演技上の失敗ができる限り少ない 演技が求められる。失敗からのスムーズなリカバリーも評価の対象となる。
- 難易度の高い技の成功
一般的に次のようなことは減点の対象となる。
- 禁止事項に反する演技
- 失敗、ドロップの多い演技
- 時間オーバー
審査は予選、本選ともに純粋に演技内容に対して行なわれるもので、その時の演技内容以外のいかなる要素(過去の受賞経験、予選での成績など)も審査の対象にはならない。
観客による投票
本選では出場者の全ての演技が終わったあと、参加者全員は各部門ごとに自分が最も優れていると思った演技者に投票してもらう。
審査員の持ち得点(100点×審査員の人数)と同じ点数を投票の比で分配し、出場者の得点に加算する。
協議
審査員(及び観客)による得点が決定した時点で、審査員はステージ責任者を交え最終の協議を行ない、加点基準や減点基準の統一を測るものである。協議のあと、受賞者(または予選通過者)を審査委員長が決定する。
チャンピオンシップ出場者にはミーティング、リハーサルなどへの参加を義務づけ、その時間を厳守することが求められる。都合により遅刻、欠席する場合はフェスティバル開催以前はJJF事務局に、開催中はステージ責任者にあらかじめ連絡を入れなければならない。連絡のない遅刻、欠席をすると予選、本選に関わらず出場資格を取り消す可能性がある。