サイトスワップ

第6回

名称
SSS6
日時
2007/09/23
場所
静岡市北部体育館会議室
参加者
9名

概要

セバスちゃん パスりマスた(仮名)ソフトの紹介
森下 マルチサイトスワップの分解

セバさんのソフトは、パッシングシミュレータで、人の動きもプログラムできるところが特徴です。仙台マトリックスも表せます。ボールの動き自体はマルチハンドノーテーションと同じようにある時点での全ての手(あるいは人)の投げの高さと行き先を示します。エディタ機能が良くできていて、2つの時点・地点のボールを指定して入れ替え(サイトスワップ)操作できます。これによってアーリーやレイトパスをささっと編集できるようになっています。

森下さんのマルチサイトスワップの分解は、[43]23 = 420 + 303 のように、文字通りマルチの入ったサイトスワップを2つに分解する話題です。2つのサイトスワップがあったときに、足し合わせや併合ができることが知られています。併合によって、マルチの技を作ることができるのは簡単に理解できます。分解はこの逆ですが、問題は「分解できないマルチはあるか?」で、予想としては無いだろうとのことです。しかし一般のマルチサイトスワップで分解できないパターンが存在しないことの証明はまだできていないという話でした。

ちょうど直前のセバさんのソフトでは、マルチスローを表現するために、同じ場所に2人重ねる、ということを使って解決していました。もしも森下さんの分割が否定的に解決されると、人の重ね合わせでは表現できないマルチスローパターンがある、ということになるのでした。